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コールの買いとは?

コールの買い

 

オプションのうち、コール(買い)オプションの方は、
分譲マンションや建売住宅などの不動産売買でよくみかける手付金を
イメージされるとわかりやすいです。

 

例えば、宮城県仙台市太白区に、気に入った土地を見つけたとします。

 

値段は1億円。

 

でも、他の物件も物色したいし、
かといって物色している間に他の客に取られてしまうのも嫌なので、
とりあえず値段1%にあたる100万円を手付金として業者に払いました。

 

後日、宮城県仙台市青葉区に、もっと気に入った土地を見つけたので、
仙台市太白区の方の購入は辞退することにしました。

 

この時、手付金100万の支出は、
「他の客に取られてしまう」ことへの保険です。

 

もったいない気もしますが、手付金を払っていなかったら、
業者はすぐにでも他の客へ売却してしまいます。

 

結果、仙台市太白区の購入は止めましたが、
「買わなければいけない」義務は、発生していません。

 

仙台市青葉区の土地を見つけることがなく、仙台市太白区の土地を買うこと
になったなら、残金9,900万円を払えば良いので、つまり、
仙台市太白区か青葉区かを選ぶ選択肢のコストを、
100万で済ませることができたともいえます。

 

先物も本来の姿は、凶作による農作物の価格高騰に備えて、
業者があらかじめ値決めする取引だったのです。

 

米業者なら米の先物、和菓子屋さんなら小豆の先物、
石油業者なら石油の先物、という具合に。

 

ただ先物は、取引の時点で実際にブツを手にしているわけではないので、
期日までに差金決済して利益確保して、数字だけの取引も可能、
というかむしろ、こちらの方が主流になっているのです。

コールの買いの考え方

コールの買い

 

「相場は上がるだろう、○○の水準は超えるだろう」
という積極的な想定のもとに仕掛けるのがコールの買いです。

 

例えば、今、2008年5月現在としまして、9月限の権利行使価格
13000円のコールのプレミアムが、1枚100円とします。

 

そして、 「2008年9月第2金曜日の満期日(特別清算価格算出日)までに
日経225が13000円を超える
(13100円や13300円などになる)であろう」
という予想をしたとします。

 

この状態のときに、9月限の13000円のコールを
満期まで保有することを前提に買うのが、よろしいと思います。

コールの買いの実際

オプションのコールの買いについて例を挙げて説明します。

 

オプションや日経225オプションのコールの買いでは、
株価などの原資産(株価など)の上昇に伴いプレミアム
が、上がること、または、
オプション取引の実践において非常に重要な数字でありまして、
「将来の変動率に関する市場の予想」を示す
IV(インプライド・ボラティリティ)が、上がることで、
プレミアムが、上がり利益が生まれます。

コールの買い〜 例1 満期前にオプションを売却した場合(基本例)

例1では、
9月限、権利行使価格14000円のコールを
400円のプレミアム(=オプション価格)で買い付けたとします。 
(多くの場合、この例のように満期前に精算します。) 

 

この場合は、9月の満期日までに日経225を14000円で
買い付ける権利を400円で取得したことと同じ意味となります。

 

そして、仮に、日経225が、コール購人後に上昇し、
プレミアムが、400円から500円に値上がった時点で、
400円で買ったコールの権利を500円で売却したとします。

 

このときの利益は、500円−400円=100円の利益
(売買手数料は除く)になります。
(実際の金額はこれに取引単位当たりの数量(倍率)を掛けます。
 日経225は倍率が、1000倍なので
         100円×1000倍=10万円となります。)

 

           逆に、日経225が上がらず(横ばいまたは下落)、
コールのプレミアムが300円に値下がったとします。

 

この時点で、400円で買ったコールを300円で売却したとします。

 

このとき、300円−400円=−100円で、
100円の損失(売買手数料は除きます)になります。

 

(実際の金額はこれに取引単位当たりの数量(倍率)を掛けます。
 日経225は倍率が、1000倍なので
         −100円×1000倍=−10万円となります。

コールの買い〜 例2 満期日まで保有した場合

例2では、極端な例ですが、
9月限、権利行使価格14000円のコールを
400円のプレミアム(=オプション価格)で買い付けたとします。

 

 

この場合は、9月の満期日までに日経225を14000円で
買い付ける権利を400円で取得したことと同じ意味となります。

 

そして、仮に、日経225が、
コール購人後に15000円に上昇し、 満期日を迎えたとします。

 

このときの利益は、15000円−14000円=1000円の利益
(売買手数料は除く)になります。
ただ、最初にプレミアムを300円支払っていますので、
実際は700円(1000円−300円)の利益になります。

 

(注:コールの権利を行使した場合)

 

(実際の金額はこれに取引単位当たりの数量(倍率)を掛けます。
 日経225は倍率が、1000倍なので
         700円×1000倍=70万円となります。

 

反対に、日経225が13000円に下落して満期日を迎えたとします。

 

普通は、コールの権利を行使しないので権利が、消滅しますので、
差額はO円にとなります。(つまり紙くずとなります。)
基本的に、コールであれプットであれ、売買手数料を除きますと
オプションの「買い」ではマイナスはありません。
(売買手数料分はマイナス)

 

損失額は最初に売り手に支払ったプレミアム300円だけとなります。

 

(実際の金額はこれに取引単位当たりの数量(倍率)を掛けます。
 日経225は倍率が、1000倍なので
         −300円×1000倍=−30万円となります。

 

注:オプションプレミアムの価格変動による売買利益を上げること
  を目的としています。原資産を保有することは目的としていません。

 

 

コールの売りの考え方

「相場が上昇したとしても○○の水準までは行かない だろう」という消極的な想定のもとに仕掛けるのがコールの売りです。

 

例えば今、2008年5月現在、
日経225が、13000円だとしまして、
このときの9月限の権利行使価格13000円の
コールのプレミアムは1枚100円とします。

 

この状態の時に「9月限、14000円のコール」を売ったとします。

 

なぜ、そのようにしたかと言いますと、
それは、
「2008年9月第2金曜日(特別清算価格算出日)までに、
日経225は14000円まで上がらないだろう」
という予想をしたからです。

 

つまり、この場合は、以下の心理が働いているのであります。

 

「日経225は、2008年5月現在13000円の価値がついている。
しかし、2008年9月第2金曜日までに、14000円まで
上がることはないだろう。もしくは、横ばい、下落するだろう。
それなら、日経225を14000円で買う権利を売って
その代金(プレミアム)を先に手に入れよう。
なぜなら、
日経225を14000円で買える権利を手に入れても(=買っても)
14000円を超えることはないであろうから、意味がないからだ。」
という心理が働いているのです。 

 

 

コールの売りの実際

さて、オプションのコールの売りについて例を挙げて説明します。

 

オプションや日経225オプションのコールの売りでは、
株価などの原資産(株価など)の下落に伴いプレミアム
が、下がること、または、
オプション取引の実践において非常に重要な数字でありまして、
「将来の変動率に関する市場の予想」を示す
IV(インプライド・ボラティリティ)の
減少に伴いプレミアムが下がることで、利益が生まれます。

 

大きく分けてまして、以下の例のような、
満期前に決済するパターンと、満期日まで保有するパターンがあります。

コールの売り〜例1 満期前にオプションを売却した場合(基本例)

例1では、
9月限、権利行使価格14000円のコールを
400円のプレミアム(=オプション価格)で売り建てたたとします。 
(多くの場合、この例のように満期前に精算します。) 

 

この場合は、9月の満期日までに日経225を14000円で
買い付ける権利を400円で売り建てたことと同じ意味となります。

 

そして、仮に、日経225が、コールを売り建てた後に下落し、
プレミアムが、400円から300円に値下がりした時点で、
400円で売ったコールの権利を300円で買い戻したとします。

 

このときの利益は、400円−300円=100円の利益
(売買手数料は除く)になります。
(実際の金額はこれに取引単位当たりの数量(倍率)を掛けます。
 日経225は倍率が、1000倍なので
         100円×1000倍=10万円となります。)

 

           逆に、日経225が下がらず、コールを売った後に上昇し、、
コールのプレミアムが500円に値上がったとします。

 

この時点で、400円で買ったコールを500円で買い戻したとします。

 

このとき、400円−500円=−100円で、
100円の損失(売買手数料は除きます)になります。

 

(実際の金額はこれに取引単位当たりの数量(倍率)を掛けます。
 日経225は倍率が、1000倍なので
         −100円×1000倍=−10万円となります。

 

コールの売り〜例2 満期日まで保有した場合

例2では、極端な例ですが、
9月限、権利行使価格14000円のコールを
400円のプレミアム(=オプション価格)で売り立てたとします。

 

 

そして、仮に、日経225が、
コール購人後に13000円に下落し、 満期日を迎えたとします。

 

このときの利益は、すでに受け取ったプレミアム400円となります。
(売買手数料は除く)

 

(実際の金額はこれに取引単位当たりの数量(倍率)を掛けます。
 日経225は倍率が、1000倍なので
         400円×1000倍=40万円となります。

 

反対に、日経225が15000円に上昇して満期日を迎えたとします。

 

そうなりますと、14000円−15000円=−1000円の差額に なりまして、−1000円の損失となりますあ、実際は、先にプレミアム として400円をもらっているので、−1000円+400=600円と なりまして、600円の損失になります。
(実際の金額はこれに取引単位当たりの数量(倍率)を掛けます。
 日経225は倍率が、1000倍なので
         400円×1000倍=40万円となります。

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