「デルタ(δ)」「ガンマ(γ)」「シータ(θ)」


デルタ(δ)


「デルタ(δ)」「ガンマ(γ)」「シータ(θ)」

オプションには、「デルタ(δ)」「ガンマ(γ)」「シータ(θ)」と
いった、ギリシャ文字で表記される指標があります。

それぞれの指標の意味するものは、
そもそもそれほど難解なものではありません。

当サイトでは、「デルタ(δ)」「ガンマ(γ)」「シータ(θ)」の
全てを解説していきましょう。

まずは、「デルタ(δ)」についてに説明していきます。

オプション取引を始めようとする投資家にとって、この見慣れない指標が、
オプションを難解なものと思わせる一因ともなっているようです。
が、デルタ(δ)」「ガンマ(γ)」「シータ(θ)」の概念は、
重要ですのでしっかりと覚えましょう。

「デルタ」とは、原資産(日経225など)の価格変動に対するオプション
価格(プレミアム)の「変動率(感応度)」です。  

    

オプション価格は原資産(日経225など)価格の変動に応じて上下します。
その比率を表わすの が「デルタ(δ)」という概念なのです。

デルタ(δ)とは原市場(日経225など)の動きに対する
プレミアムの変化の割合を指します。

例えば、デルタ(δ)0.5とは50%のことで、より具体的には、
原市場(日経225など)の価格が1ドル動いたときに
プレミアムはその半分(50%)の0.5ドル動くことを意味します。

*プレミアムに影響を与える最大の要因は、第一に原市場の動きである。

相場の世界では、“デルタ・リスク”と呼ばれるものがあります。
原市場の動きが利益や損失をもたらすことです。

そのリスクの大きさは、オプションの世界では、
デルタ(δ)の大きさと関係があります。

ここでいう“リスグ”とは「損失の可能性」だけを意味するので
はなくて「利益の可能性」も意味します。

つまり、「デルタ(δ)が大きければ、損失の可能性も利益の可能性も同様に高い」、

あるいは、「デルタ(δ)が大きければ、売買数量1単位当たりの損失及び
利益の額も大きい」ということになります。。

一方、「デルタ(δ)が小さければ、損失の可能性も利益の可能性も同様に低い」、
あるいは、「デルタが小さければ、売買数量1単位当たりの損失及び
利益の額も小さい」ということになります。  

*コールオプションとデルタ   

たとえば、現在、日経225の価格が12000円で、
「12000−コール」のプレミアム
は500円であるとします。日経225が12000円から
12500円へ上昇したとしましょう。

このとき、「12000−コール」のデルタが
O・5であるとすると、プレミアムは日経225の変動幅500円の
50%分(250円)上昇し、750円になります(図表2−7)。

デルタは権利行使価格(ITM、OTM、ATM)によって異なります。

デルタはATMでおよそO.5、ITMでは権利行使価格がIN
の方向にAT(現在の原資産価格)から離れるに従って限りなく1に近づき
、OTMでは権利行使価格がOUTの方向にAT(現在の原資産価格)か
ら離れるに従って限りなくOに近づきます。

コールオプションのデルタは、O以上1以下です(図表2−8)。

*プットオプションとデルタ(δ)

プットにおいては、コールと逆向きで、 デルタは、マイナス(負の数)で表示されます。

日経225の価格が12000円で、「12000−プット」
のプレミアムは500円であるとします。

日経225が12000円から10500円へ下落したとしましょう。

このとき、「12000−プット」のデルタ(δ)がマイナスO・5であるとすると
、プレミアムは日経225の変動幅500円の50%分
(250円)上昇し、750円になります(図表2−9)。

また、コールと同様に、プットにおいては、デルタ(δ)はATMでおよそマイナ
スO・5、ITMでは権利行使価格がINの方向にAT
(現在の原資産価格)から離れるに従って限りなく‐1に近づき、OTMでは権利行使価格
がOUTの方向にAT(現在の原資産価格)から離れるに従って限りなくOに近づきます。

プットオプションのデルタ(δ)は、‐1以上O以下です(前付図表2−10)。

このように、デルタ(δ)は、原資産価格が変動したとき、オプション価格が
それに対応してどのように上下するかを図るモノサシとして用いるのです。

覚えておぐべきことは、ITMほどそのプレミアムの動きは原市場の
動きに近くなり、OTMほどそのプレミアムの動きは原市場の動きとの
連動性が小さくなる、ということであります。

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